マッサージチェア

優雅な生活を想像してみる。

自分のなかでは、マッサージチェアだ。

高級車とか豪邸とかよりも、絶対にマッサージチェアだ。

長時間本を読んでも疲れなくて、
そのまま昼寝ができるようなマッサージチェアがいい。

動作音がしなくて、DVDやテレビが見られて、パソコンや電話もできるのがいい。
音楽が流れるのもいいな。
あと、近くに飲み物が置けるサイドテーブルがほしい。


もちろん頭から足までマッサージできるのがいい。
リンパマッサージ、足ツボマッサージ、頭皮マッサージまであったらすごい。

もちろん強度や場所や時間も調節できるのがいい。

そしてもちろん自分の体格にフィットしたものがいい。
見当違いな所をマッサージされると逆に疲れるから。

あ~書いているだけで幸せだ。



あ~ 肩凝ったな~
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# by swanote | 2005-01-17 23:59 | 白痴用

EQ(7)―マシュマロ・テスト

あなたが4歳の子供だとする。

あなたに向かって、実験者が次のように言う。

「ちょっとお使いに行ってくるからね。
おじさんが戻ってくるまで待っててくれたら、ごほうびにこのマシュマロをふたつあげる。
でも、それまで待てなかったら、ここにあるマシュマロひとつだけだよ。
そのかわり、今すぐ食べてもいいけどね。」

4歳の心には、大きな試練だ。
情動と抑制、イドとエゴ、欲望と自制、欲求の充足と遅延のあいだで
永久に繰り返される葛藤の縮図だ。


子供がどちらを選ぶかは、多くのことを語ってくれる。
性格が端的に読み取れるだけでなく、その子が一生たどる人生の軌跡まで想像できる。


この実験は、1960年代にスタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルが
大学構内にある付属幼稚園で始めたもので、
研究対象となったのはおもに大学の教職員や院生らの子供たちだ。

研究では、4歳の子供たちが高校を卒業するまでを追跡調査した。


4歳のうち何人かは実験者が戻ってくるまでの気の遠くなるような15分ないし20分間を
がまんして待つことができた。

待っている間、子供たちはマシュマロを見なくてすむように両手で目を覆ったり、
腕組みをした上に顔を伏せたり、自分を相手におしゃべりをしたり、歌をうたったり、
手遊び足遊びをしたりして、内なる欲望と戦った。なかには、眠ってしまおうとする子もいた。

そうして最後まで頑張りぬいた子供たちは、ごほうびにマシュマロを2個もらった。

おなじ4歳児でも、より衝動的な子供たちは目の前の1個のマシュマロに手をのばした。
しかも殆どの場合、実験者が「お使いに行く」ために部屋を出た直後に。


このときの衝動への対処法が予言したことは、それから十数年後、
園児たちが青年になった時点で実施された追跡調査で明らかになった。


即座にマシュマロに手を伸ばしたグループと
実験者が戻るまでがまんできたグループのあいだには、
情緒や社会性において劇的な差が生じていた。


4歳のときに誘惑に耐えることができた子は、
青年となった時点でより高い社会性を身につけていた。

少々のストレスで破綻したり行き詰ったり後退したりせず、
プレッシャーにさらされても狼狽したり混乱したりすることが少ない。

困難な課題にもすすんで立ち向かい、難しそうだからといって投げ出したりしない。

自分に自信を持ち、信頼に足る誠実さを持ち合わせている。

いろいろなプロジェクトに率先して参加する。

そしてマシュマロテストから10年以上経過した時点でも
目標を達成するために欲求の充足を先へ伸ばすことができた。


しかし、マシュマロにすぐ手を伸ばした3分の1くらいの子供たちには
このような長所がそれほど認められず、反対に心理的に問題の多い姿が
浮かび上がってきた。

青年期を迎えた彼らは対人関係を避けようとする姿勢が目立ち、
強情な反面、優柔不断で、小さな挫折にも心の動揺を見せる。

自分自身のことを「だめ」な人間、あるいは無価値な人間と考える傾向がある。

ストレスを受けると動けなくなったり後退しやすい。
疑い深く、自分が「恵まれていない」ことを恨み、嫉妬心を抱きやすい。
感情の起伏が激しくいらだつと過激に反応しやすいので、言い合いやけんかになりやすい。

そして、10年余りの歳月を経ても、
やはり彼らは欲求の充足を先へ延ばすことができなかった。


幼い時期に少しだけ顔を出していた特質は、
長ずるにつれて広範な社会的・心理的能力となって開花する。

衝動をこらえる能力は、ダイエットから医者になるための勉強に至るまで、
あらゆる努力の基礎となる。


さらに驚くべきことに、
高校を卒業する時点でマシュマロテストの子供たちを再び評価してみたところ、
4歳のときに忍耐強く待つことのできた子供は、そうでない子供と比較して、
学業の面でもはるかに優秀なことが分かった。

親の目から見た評価も、この子達が優秀な生徒だったという点で一致している。

自分の考えを言葉で的確に表現でき、
理性的な応答ができ、集中力があり、
計画を立てて実行する能力に優れ、学習意欲も高い。
SAT(大学進学適性試験)の点数も非常に良い。


マシュマロテストの対象となった児童の中で、

マシュマロにすぐ手を出した3分の1の子供たちは、
言語分野の平均点が524点、数学分野の平均点が528点だった。

マシュマロを長く我慢できた3分の1の子供たちは、
言語分野が平均610点、数学分野が平均652点だった。

総合で210点の差がついたのである。

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4歳児が近くにいる人は、このマシュマロテストをやってみたらどうだろうか。
IQが高いより、EQが高いほうが社会的な成功を収めると言われている。

このテストによって、情動のコントロールに必要な基礎力が、
子供に身についていることが分かればちょっと安心できるかもしれない。

ただし、このテストでマシュマロをすぐ食べてしまったからと言って、
子供の将来を決めつけて嘆いてしまうことは、子供に悪影響を及ぼすだろう。
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# by swanote | 2005-01-15 23:59 | 読破口調

利口になるために

「タメ」はもともと博打用語で「同目」のことらしい。

最近は、同い年のことを「タメ」という。

そして、同い年の友達同士で使う言葉遣いを「タメ口(ぐち)」という。
なんと「タメ口」は広辞苑にも掲載されていた。


言葉遣いには、上下関係と親疎関係が重要なカギとなる。

つまり、相手との人間関係を理解していないと、
ふさわしい言葉遣いができない。

もちろん、ふさわしい言葉遣い自体を知らないと、話にならない。


誰にでもタメ口で話す人は、教養を疑われる。
「口の利き方も知らない奴」とバカにされる。

そして、きちんとした言葉遣いができる人のことを「口が利ける」という。
それはすなわち「利口」だということ。

NHK教育番組を見たら、たまたま清水義範氏が、
学校教育に必要な「話し方(きちんと話せる能力)の育成」について、
そんなコメントをしていた。

提案していた授業内容については、
実践的な話し方の育成に繋がるか疑問だったが、
そんなオチをつけているあたり、作家魂を感じた。
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# by swanote | 2005-01-15 03:45 | 独白

ゴンドラ乗り

数年前の2月くらいに、ヴェネチアを訪れたことがある。

寒かったけど、
仮面祭りの前々日で、それなりに観光客が多かった。

交通手段は、バスかタクシーだけど、
どちらも水上バスや水上タクシーを利用した。

夕方になると、夕日が水に照り映えてとてもきれいだった。

ゴンドラにも1回乗った。
ゴンドラが停泊しているところには、いかついおじさんやお兄さんが並んでいた。
彼らは、寒いなかで客を待つためか酒を飲んでいた。
値段交渉をしたら、酔っ払い兄さんが多少負けてくれた。

水の都ヴェネツィア 惑星配列と天気のせいで干上がる

水が干上がっちゃったら、あのおじさんたちは商売にならないね。
きっとやけ酒でも飲んでるんだろうな。
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# by swanote | 2005-01-14 23:59 | 反応

地獄めぐり

冬こそ行きたい、おすすめ温泉!

大分県別府市の温泉めぐりは、確か「地獄めぐり」と言われていた気がする。
夏に行ったら地獄かもしれないが、冬に行ったら極楽だ。
行ってみたい。
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# by swanote | 2005-01-13 23:59 | 反応

EQ(6)―「感情」がテーマの授業

今また興味をもって読み直している本がある。
『EQ こころの知能指数』(ダニエル・ゴールマン)という本だ。
1996年に日本語訳が出版されたが、現代の日本社会を考える時とても参考になる。

このニュースを見て、子どもの情動教育について書いてあるページを探した。
<きれる子>文科省が検討会を設置 科学的に情動解明へ


本の著者は、サンフランシスコにヌエバ学習センターで行なわれている、
「セルフ・サイエンス」という授業を紹介している。


セルフ・サイエンスの授業テーマは「感情」だ。


1960年代の「情動を教育に利用しよう」という考えと違い、
セルフ・サイエンスの狙いは、
「情動そのもの」を教育しようとするところにある。

これは、人生につまずいて「問題児」の烙印を押された子供に
補習的に情動教育をするのでなく、
「すべての児童に必要な技術・知識として情動教育をしていこう」という試みでもある。


つまり、情動を制御できないのは、
脳が制御のし方を学習していないからだと考えている。

脳は発達しつづけるから
学習によって情動を制御することが可能だと考えている。


しかし、情動の分野で技術を上達させていくことは非常に難しい。


なぜなら、情動の技術を身につけるべき場面では、
たいてい心が動揺していて、新しい行動パターンを学習できるような心理状態にないからだ。

心臓がドキドキして、手のひらが汗ばんで、
からだがブルブル震えそうな状態の時に、

相手の言うことをしっかり聴き、しかも自分自身をコントロールして
叫んだり、相手をなじったり、殻に閉じこもったりしないで
その場を切り抜けることを学ぶ必要がある。


その技術を身につけていない子どもが、
情動の制御ができない状態(=キレル)に陥り易いのは、むしろ当然だと考えられる。


情動を学習する場面では、教師・親・友人などの支援・指導が必要になる。



セルフ・サイエンスの授業では、

  一切の争いを避けることではなく、

  全面的なけんかに発展する前に

  意見や感情の行き違いを解決すること

が大切だと教える。


そのためには、

  一方的に攻撃したり、受身になったりしないで、

  自分の考えをきちんと主張する

という態度が必要で、ここでは小学3年生からそのことを教えている。



著者は、授業の一例として、あるグループワーク(ゲーム)を取り上げ、
それを巡る子ども達の言動を紹介している。


ゲームの判定についてプレイヤーが判定者に意見を言い、
判定者とプレイヤーがそのルールを巡って議論を始めたところ、
会話のテンポが、次第に攻撃的になってきた。


この授業では、このような状況を「いけないこと」と捉えずに、
「熱した感情のやりとりが自然発生的に起こった場面は重要だ」と捉える。

こういう実際の場面でこそ情動学習の成果があらわれ、
新しい学習内容が生徒の頭に染み込んでいくと考えている。


教師は、傍に近づき、
判定者には、「彼はあなたを非難しているわけではない」と言い、
プレイヤーには、「もう少し非難がましくない言い方であなたの考えを言ってごらんなさい」
とアドバイスする。

そして教師はやりとりを続けさせる間、
口調・ジェスチャー・視線などからも、
プレイヤーの怒りの原因が本当はどこにあるのか探る。


プレイヤーの視線が判定者の評価表にいきがちなのを見つけ、
教師は、判定者に、プレイヤーはその評価で書かれた言葉を気にしているようだと伝える。
そして、判定者に、その言葉はどういう意味で使ったのか尋ねる。

判定者がその言葉を使った理由を説明し、悪い意味で使ったのではないと、
プレイヤーに理解を求める。

そして教師は、判定者がその言葉を使って評価した状況について、
当時のプレイヤーの意図と、判定者にはその意図がわからなかったことを
説明する。

生徒たちは、互いに、相手に自分の気持を聞いてもらい、
また、理解してもらえたので、穏やかな気分になる。


これは、

「意思の疎通を欠き、勝手な推量をし、結論に飛びつき、
相手が耳を傾ける気をなくすようなきついメッセージを送りつける」ことから争いが始まる

ことを、実際の場面でも学習できたことになる。


情動の学習が困難な状況において、
殴り合いもなかったし、どちらかが席を立って一方的に放棄してしまうこともなかった。

これまでのセルフ・サイエンスの授業のおかげで、
彼らは、小学5年生にして、
感情的に相手のことを怒鳴ったりののしったりしないで、意見を主張し合えた。

大喧嘩になったかもしれない場面を、紛争解決の実習場面に転換できたといえる。

小学5年生くらいの男の子の世界では、
もっとつまらないことで、殴り合いやもっと深刻な事態になることも珍しくない。



<キレる子ども>の解明も良いけれど、このような授業を子どもにしてほしい。


情動のコントロール技術を身につけないまま大人になってしまうと、
やはり情動の制御ができない大人になってしまうから。
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# by swanote | 2005-01-11 23:59 | 反応

キリスト教国の常識

まず、この記事バチカン市国が世界有数の犯罪都市である理由


バチカン市国は、ローマ市に囲まれたわずか108エーカー(0.44平方メートル)の主権都市だが、多くの犯罪者が年間1800万人の巡礼者や観光客の中に紛れて姿を消してしまう。


の部分に嬉々としてツッコミを入れるブロガーの皆さんが面白かった。

最近の世の中、暗いニュースばかりだし、
積極的に面白いことを見つけていく姿勢は見習いたい。



ところで、2000年の冬にローマに行った。

街の至るところに警官がいて、キリスト教国の記念すべき年を訪れる観光客が
なるべく犯罪にあわないよう治安維持に努めていた。


それでも怖かったので、防犯対策をいくつかした。

外出する時は、ダサくてもコートの下にカバンをかけた。(しかも斜め掛け)
お金のない学生のような格好でうろついた。


それでも、颯爽と横を通りすぎたキレイなお姉さんが、
無言で自分のポケットに手を入れてきた時は、ビビッタ。(何も入れていなくて良かった)

そして、スペイン広場近くのブランドショップから、
中央駅のホテルまで延々と追っかけてくるおじさんがいた。
(走って逃げたら走って追いかけてきた)


ローマは、キリスト教が根付いている。
キリスト教精神のなかに、「富める者は貧しい者に恵むべき」という考えがある。

これが長い年月の間に微妙に変化したのだろうか。

「富める者は貧しい者に恵むべきだ」

「恵んで当然だ」

「くれないなら盗ってもいい」

と変化して、犯罪者達の盗人魂に一層磨きがかかったのではないか?

なんか、皆堂々としていて怖かった記憶がある。


ちなみに、ジプシーと呼ばれる人達(幸い遭わなかったが)は、
大勢で観光客にたかって奪っていくらしい。

友人がローマに行ったときは、方々から子供達が集まってきて、
壁に追い詰められ、追い払おうとしても勝手に腕時計やカバンを持っていこうとした
と言っていた。
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# by swanote | 2005-01-10 03:36 | 反応

EQ(5)―脳のハイジャック

例えば、
「どうしてあんなに頭にきたんだろう?」と後で後悔するような怒りの爆発は、
その瞬間に、大脳辺縁系の一部である「扁桃核」が、脳を乗っ取っていると考えられる。

感情の爆発は、神経がハイジャックされたために起こる。

大脳辺縁系の一部が緊急事態を宣言し、脳全体を制圧してしまう。

これは、思考を司る大脳新皮質が働きはじめるよりも一瞬早く発生する。


そのため、大脳新皮質は、
事の是非を判断するどころか、全体の状況を把握する暇さえない。

こうした脳ハイジャックによって、感情を爆発させると、
終わった後、本人にも何が起こったのかよくわからないという点が特徴的だ。


ちなみに、酒が入ると感情が爆発しやすい。

しかし、これは扁桃核が緊急事態を察知して脳を乗っ取ったというよりも、

むしろ、大脳新皮質がアルコールで酔っ払って活動をサボっているから

情動を司る大脳辺縁系がやりたい放題しているだけといえる。

キリンビール お酒と健康 百科
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# by swanote | 2005-01-09 23:59 | 読破口調

とばっちり

巻き添えをくらうことを「とばっちり」というが、
この言葉を久しぶりに使った気がする。

(とばち)り」の促音化した言葉で、
傍にいて水しぶきを受ける意味から、
傍にいて禍のかかることをいう。(広辞苑)

イタリアの航空会社で客室乗務員が「機内食スト」

運行休止というストライキの常套手段も、いい迷惑だが、
その場合は、他の会社を使うという回避策がある。

機上ではどうにもならない。
この飛行機に乗ってしまったのが運の尽きだ。

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労働組合の代表の説明によると、イタリア国内線や他の欧州便で、
午前11時から午後3時の間のほとんどの機内サービスが行われなかったという。
長距離飛行のフライトではストライキは実施されなかった。

「注目を集める非常に変わったストライキの方法ですが、
アリタリア航空は乗客のみなさんに不満があると言う意味ではないのです」
----

乗る前に教えてくれていればなんとかなるけど、どうだったんだろうか。
乗ったら機内食なし、サービスも殆どなしなんて、ちょっとがっかりする。

昼時だから期待している分余計にお腹がすいて、惨めなかんじだ。
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# by swanote | 2005-01-08 19:19 | 反応

EQ(4)―脳の進化

私たちの知性は、根本的に異質な2通りの認識モードが作用しあって成り立っている。

「考える知性」(=頭)と「感じる知性」(=心)だ。


「考える知性」は、事態をきちんと把握し、熟慮吟味し、思慮分別をつける。

「感じる知性」は、衝撃的で、パワフルで、ときに非論理的な命令を出すこともある。

頭で「考える」時より、心で「感じる」ときのほうが、確信が一段と強い。


普段、この2通りの認識モードは、緊密な連繋を保ち、
うまくバランスを取り合って働いている。

しかし、情動が強ければ強いほど「感じる知性」が支配的になり、
「考える知性」は無力になる。


このことは、遠い原始の時代以来、
情動や直感によって即座に反応する行動パターンが
危険から身を守るのに役立ってきたことと関係がある。

立ち止まって考えたりしていたら、結論が出る前に命がなくなってしまうからだ。



なぜ、感情と理性は何かにつけて対立するのか。

その答えは、脳の進化の歴史にある。

  ちょっと休む?脳について



ヒトの脳は、組織と脳脊髄液を合わせて1.5kgほどある。
進化の系統上最も近い類人猿の脳と比べても3倍の大きさだ。


脳は、何百万年にも渡る生物の進化の歴史の中で、
原始的な部分の上に進化した脳を建て増しする形で発達してきた。


脳の中で最も古い部分は、
脊髄の上端を取り巻く形をした「脳幹」だ。

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これは、ひと通りの神経系を持つ生物には全て共通に備わっている。

脳幹は、呼吸や代謝など、生命維持の基本に関わる機能を調節し、あらかじめ決まっている反応や動作をコントロールしている。

脳幹は、考えたり学習したりする機能を持たない。


やがて、脳幹の上に、情動を支配する部分が発生する。

情動の脳の原点は、においを認識する「嗅葉」と呼ばれる部分だ。

全ての生命体は、それぞれ特徴的な分子を空中に発散している。
風に乗って運ばれてくる臭気がサバイバルに直結していた。

初期の嗅葉はニューロンが2,3層重なった程度の簡単な構造だ。

1段目のニューロンがにおいを感じ取り、
食べられるか毒か、性行動の対象か否か、敵か獲物か弁別する。
2段目のニューロンが神経系を通じて全身にメッセージを伝え、
食いつく・吐き出す・近づく・逃げる・追いかける等の反射行動を命じる。



そして、原始的哺乳類の登場とともに、情動を支配する部分に大きな進化が起こった。


新しい脳が、脳幹を取り巻くドーナツのように発達して
下のほうに脳幹の先端が入りこんだ格好になった。

この新しい部分を「大脳辺縁系」(周りを取り巻いた形だから)という。

  ちょっと休む?札幌秀友会病院[脳のしくみ・大脳辺縁系]

大脳辺縁系は、進化するにつれ「学習」と「記憶」の能力を向上させていく。

この2つの能力が革命的に発達したおかげで、
哺乳類は生死を分ける場面で適切な選択ができるようになった。

周囲の変化にも、いつも決まった反応ではなく少しずつ工夫して適応できるようになった。

嗅覚と大脳辺縁系がつながったおかげで、色々なにおいを嗅ぎ分け、
過去の記憶と照らし合わせて、良し悪しを区別できるようになった。
(この部分を「嗅脳」という)


そして、今から1億年前、哺乳類の脳は一気に大きく成長した。


  2層の薄っぺらい皮質(嗅脳)の上に、
  新たに何層もの脳細胞(「大脳新皮質」)が付け加わった。

  ちょっと休む?広栄ケミカル 自分の体を知る-脳・データ機能-



大脳新皮質は、思考を司る。

感覚器官を通じて得た情報を、人間の脳はここで統合し理解する。

これによって、逆境を生き延びる為の微調整が各段に上手くなると同時に、
そうした有利な神経回路を子々孫々に伝達できる可能性が大きくなる。

人間のサバイバル能力が向上したのは、
作戦を練ったり長期的な計画を立てたりできる大脳新皮質を得たためだ。


これは、人間の感情に様々なニュアンスを付け加えることになった。


例えば、愛情。

大脳辺縁系は、快感と性欲を呼び起こす。これらは性愛の元になる情動だ。
そこへ大脳新皮質が追加されたことで、愛情を育むこともできるようになった。

ちなみに、大脳新皮質を持たない動物の子供は、
孵化すると同時に、親に食われないように身を隠さねばならない。

親子の愛情は家族生活の基盤であり、
長い時間をかけて子供を一人前の人間に育てていくために必要な感情だ。

人間の場合、親子の強い絆のおかげで、子供は生まれた後長い年月をかけて
個体として完成していくことができる。
そしてこの間も脳は発達を続ける。


大脳辺縁系(情動)と大脳新皮質(思考)の連絡は、霊長類が最も稠密であり、
なかでも人間の脳は他とは比較にならないほど発達している。

だから、人間は、さまざまな感情に対して他のどの動物よりも多様で複雑な反応を示す。

例えば、恐怖を感じた時、
ウサギやアカゲザルがみせる反応は一定のパターンに限られている。
しかし、人間は110番通報を含めて、実に様々な手をくりだして恐怖に対処する。

こうした柔軟性は、
社会システムが複雑化すればするほど必要不可欠になっていく。

そして動物の中で最も複雑な社会に生きているのが人間、というわけだ。



しかし、

大脳新皮質は全ての情動を支配しているわけではない。



情動に関わる非常に重大な問題が起こった時、
とくに、緊急事態が起こった時には、大脳辺縁系が大脳新皮質を抑えこんでしまう。

つまり、情動を支配する脳が決定的な部分を握っているわけだ。

-------

原始的な脳が神経の中心を握っているので、
人間は、良く考えないと、自己中心的で動物的な行動をしてしまいやすいことが分かる。

そのような行動は、現代の社会には不適合とされる。

犯罪者は、大脳新皮質や大脳辺縁系がまだ未熟なのか、
環境によって不良品になったのか、高齢で退化したのか
それによって社会での扱いが変わるんだろうな。

ところで、大脳新皮質の上に建て増しされるこれからの脳は、
どのような機能を持つことになるんだろう。

生命維持=脳幹
危険察知・反射行動=臭脳
学習・記憶・情動=大脳辺縁系
思考=大脳新皮質

で、次は?
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# by swanote | 2005-01-08 17:02 | 読破口調

EQ(3)―情動と喜怒哀楽の生理学的変化

怒りを感じると、

1. 血液は両手に集まる。(武器を取るか敵を殴る準備)
2. 心拍数が上がる。(激しい動作に必要なエネルギーを作る)


恐怖を感じると、

1. 血液は両足など大きな骨格筋に流れる。(逃げる準備)
2. 顔は血の気が引いて青くなり、同時に体が凍りついたように動かなくなる。
  (その間に逃げるか隠れるか決断する)
3. 注意は目の前の脅威に集中し、全身を緊張状態におく。(いつでも行動が起こせるように)


幸福を感じると、

1. 脳の中で否定的な感情を抑制したり有益なエネルギーの増加を促したりする活動が
  活発になる。(不安感を生じさせる部分の活動が低下)
2. 全身が穏やかに静まった状態になる以外目立った変化は現れない。
  (リラクセーション反応、他人との協調も容易になる)
3. 心が動揺して体が反応しても、比較的短時間で元の状態に戻る。


驚いた時は、

1. 眉をつりあげることで視界を広くし、網膜を刺激する光をより多く取り入れる。
  (予期しなかった状況について多くの情報を収集し、
   正確な状況判断や最適な行動を選択する)


嫌悪を感じると、

1. 何か嫌な物を食べた・嫌な臭いをかいだという顔
  ―鼻に皺を寄せ上唇を歪めて捲り上げる表情
  (有害な臭気に対して鼻腔を閉じる・有毒な食べ物を口から吐き出す仕草の名残)


悲しみを感じると、

1. (楽しいことに対する)活動意欲やエネルギーが低下
  (悲しみで力を落としたヒトを安全な住処の近くに留め置く効用があったのかも?)
2. ひどくてうつ状態になるとからだの代謝機能まで低下


上記の生物学的要素に加えて、
もちろん、個人的な経験や社会の文化も影響する。

なお、嫌悪を感じたときの表情は万国共通らしい。


原始の時代、厳しい環境下でヒトが生き残る為には、
このような情動の反応が即座に起こる必要があった。

つまり、情動だけは原始時代のまま変わらず、現在に至っている。

現代社会では情動のままに行動すると大事件になってしまうのに。
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# by swanote | 2005-01-08 07:17 | 読破口調

技術崇拝

ここ数年で急激にパソコンが普及した。

発表なんかでは、パワーポイントで作ったスライドを
プロジェクターでスクリーンに投影する方法が一般的になった。

また、ちょっと勉強すれば、
ホームページもプログラムもアニメーションもビデオ編集もできるようになった。

パソコンの基本的操作や用語が浸透し、
初心者を助けてくれるネットワークや本があるので、
ものすごく専門的な知識が分からなくても何とかなってしまう。


すると、これまでのコンプレックスからか、
やっと自分で遊べるようになった玩具が面白いのか、
本来の目的がわからない程余計なことを頑張る傾向がみられる。


いちいち音を出したりアニメーションをやたらに使うプレゼンとか、

不思議デザインに凝りすぎて、見た人に不親切なホームページとか、

キャラクターを出せば良いと思っている、学習に不向きで無味乾燥な学習サイトとか、

枝葉末節に拘りすぎただけなのに制作の苦労を強調するプログラムとか。
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# by swanote | 2005-01-08 06:23 | 毒吐

強烈な言葉の独り歩き

「負け犬」という言葉は、『負け犬の遠吠え』という本のタイトルから
世間で流行した言葉だが、本の趣旨とは別に、この言葉だけが勝手なイメージを人に与えている。

新成人の早婚願望高まる 「負け犬」が反面教師?

酒井順子インタビュー(一部抜粋)
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――雑誌や新聞の「負け犬論争」のようなものを読むと、「30代以上の未婚女性を負け犬だなんて、どういうつもりだ!」「私は負けてなんかいない!」といった調子の、そもそも『負け犬の遠吠え』を読んでいるのか?という疑問を感じざるをえない意見を言う方がいます。

「そういう方はたぶん、タイトルだけ見て読んでくださってないんでしょう…。私だって結婚を望んでいるのに叶わず悩んでいると書いているのに。私こそが当事者だと言いたいです。30代以上の未婚女性が人生においても負け犬です、などと私は言っていません。ただ、30代以上の女性が結婚しないでいると、世間の人から『負け犬』と見做されてしまう世の中に生きている、ということは自覚したほうがいいのでは、と言いたいんですよ。口に出して言わずとも、負け犬と思っている人はやっぱりいるじゃないですか。だから、負けてなんかいない! と言い張っている人を見ると、痛々しい感じがする。"負け"と見做す人の視線に抗うと、向こうも躍起になっていじめてきます。それならば、負け犬ですけどそれが何か? と開き直って"負け宣言"し、お腹を見せちゃったほうがずっと楽になれると思うんです」
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ところで、
男性を選別できる能力を備えた女性の眼鏡に叶う「いい男」は少ないと言われて久しい。

その結果なのか、最近は結婚できない男性が溢れている。

そんな男達が求めるのは、「ダメ出しする女」ではなく、
ダメな自分でも全面的に尊敬してくれる女性だろう。

若い女性が結婚して欲しいと自分(の経済力)を頼り、
(年上で甘えられるからということで)尊敬してくれるなら、
そんな男達もきっと幸せになれるだろう。

ということで、独身男性は「負け犬」という言葉におびえる若い女性と
うまく結婚できるといいね。(気楽)

これは、最近の晩婚化・非婚化に対する反動なのかもしれないな。
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# by swanote | 2005-01-07 19:58 | 反応

遮那王義経

NHK大河ドラマで今年は「義経」をやるから、これから義経関連の話題が多くなるのだろう。

義経が最初に戦ったのは「平家」でなく「源氏」

ところで、
今年の大河ドラマのテーマが発表される前から出版され、
2004年度に講談社漫画賞を受賞した『遮那王義経』というマンガがある。

自分は、1巻を本屋で見つけた時、その設定が新鮮で、絵も生き生きとしていて、
ストーリーも案外自然で面白かったため、試しに買ってみた。

それ以来、買い続けている。

今のところ、NHKの「義経」より
「遮那王義経」新刊のほうが楽しみだ。
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# by swanote | 2005-01-07 17:44 | 反応

人との付き合い方

「自分には友達がいない」

「自分は表面的な付合いをしたくないから、それでもいい」

「積極的に誘ってくる人との付合いがあるくらいで、自分からは誘わない」

「本当の友人は生涯20人くらいできれば十分」

「表面的な付合いではなくて、何でも相談できる友人がいればいい」

日頃これが口癖の人が近くにいる。正直うっとうしい。
きっと本人は、本気でそれが自分のスタイルだと思っている。

こういうのは、単に人の気持がわからなくて協調性がないだけの自己中心主義だと感じる。


まず、言っていることに矛盾がある。

1. 表面的な付合いをしたくないといいつつ、未だに本気で付き合える友人がいない。
  つまり、全て表面的な付合いしかしていないということだ。

2. 大概の誘いを断り、誰との関係も大切にしない。利用できる場合だけ愛想が良い。
  人との縁を大切にしないで、本当の友人が生涯に20人もできると考えている。

3. 相談を聞いてくれる友人ができたとしても、自分ばかりが何でも相談するのを望めば
  結局相手を利用しているだけだ。


こうやって整理するとかなり幼稚な思考の持ち主であることがわかる。

この矛盾に気がついた時、自分で、本当の友人の作り方を考え直せば良い。
本人が気がつくしかない。

こちらは本気で表面的な付合いしかしていないから、気づかせてやろうと思わない。
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# by swanote | 2005-01-07 16:38 | 毒吐

マイナー志向

2005年、あなたの初詣スポットは?

新年早々から人ごみで揉まれて疲れ果てるのはイヤだから、
いつも地元に愛されている小さな神社に初詣に行く。

お賽銭を投げて、手を合わせた時、
神様に色々と長々お願いする人をよく見かける。

知人の神主いわく、
お参りする時は、「ただ清々しく、神に感謝するために手を合わせるのがよい」そうです。

感謝の気持で始まる1年と、他力本願の気持で始まる1年では、
感謝から始まった方が確かに清々しい。

自分はここ数年、感謝の気持だけを込めて手を合わせるようになった。


しかし、その後に引くお御籤では、煩悩のままに「大吉大吉…」と願い、
書いてある言葉に一喜一憂してしまうが。
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# by swanote | 2005-01-06 19:07 | 反応

家で

あなたは、どこでカウントダウン?

出かけようと思ったが、窓から吹雪をみて気持が萎えた。
家でおいしいものを食べながら、ぬくぬくして新年を迎える。


今年は猛暑だったり暖冬と言われたりしたけど、雪が降るんだな。
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# by swanote | 2004-12-31 19:17 | 反応

EQ(2)―著者から日本の読者に

まず、EQを著者は以下のように説明する。

知能テストで測定されるIQとは質の異なる頭の良さであり、
・自分の本当の気持を自覚し尊重して、心から納得できる決断を下す能力
・衝動を自制し、不安や怒りのようなストレスのもとになる感情を制御する能力
・目標の追求に挫折した時でも楽観を捨てず、自分自身を励ます能力
・他人の気持を感じ取る共感能力
・集団の中で調和を保ち、協力しあう社会的能力
である。


つまり、EQについて自問自答するならば、こうなる。


1. 自分の本当の気持を自覚しているか?

2. 自分の本当の気持を尊重して、心から納得できる決断を下しているか?

3. 衝動を自制し、不安や怒りのようなストレスのもとになる感情を制御できるか?

4. 目標の追求に挫折した時でも楽観を捨てず、自分自身を励ますことができるか?

5. 他人の気持を感じ取り共感することができるか?

6. 集団の中で調和を保ち、協力しあうことができるか?


上記の質問で、自信を持ってYesと答えられる項目があるだろうか。
自分は、できているつもりでいて、実はできていないのではないかと思う。


著者は、EQという概念には日本社会で珍しくないものもかなり含まれているという。

思いやり、自制、協力、調和を重んずる価値観は、日本人の本質だからだ。

??
今はどうだろう。

まあ、著者も、最近のニュースから
「日本社会も変化しはじめているのかもしれない」
と書き加え、

いまの日本の青少年にかけられているプレッシャーの大きさを考えると、
不安の処理法を教えていく必要があるように思われる。
また、いじめの増加を考えると、親切や思いやりの教育に目を向ける必要もありそうだ。
生徒にこれだけ大きなプレッシャーをかける学校教育を今後も続けていくならば、
プレッシャーにうまく対処する方法も同時に教えていくべきだろう。
将来、こころの教育は日本人らしさを支える重要なカギとなるかもしれない。

と指摘している。

で、現代日本では、この問題を放置しつづけた結果、
卑劣な犯罪が止まらなくなっちゃったんだな。
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# by swanote | 2004-12-31 19:03 | 読破口調

EQ~こころの知能指数

前回書いた共感の欠如した人間で引っ張り出してきた本を改めて読んでいる。

Daniel Goleman著,土屋京子訳『EQ~こころの知能指数』(1996,講談社)という本だ。

ちなみに、原書タイトルは Emotional Intelligenceで、
実は著者自身は「EQ」という言葉を使っていないが、
この本が話題になって「EQ」という言葉が生まれたらしい。

この本は1995年から全米ベストセラーになり続け、当時既に60万部を超えていたそうだ。

翻訳者の土屋氏は、『ワイルド・スワン』も訳した人だ。
この本の文章もまた長編だが、読み易いし面白い。
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# by swanote | 2004-12-31 03:29 | 読破口調

共感の欠如した人間

なぜいい年した大人の男が、卑劣な犯罪をするのだろうか。
なぜ似たような犯罪が多発するのだろうか。

<奈良女児殺害>誘拐容疑で36歳男逮捕 自宅から携帯発見

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最も卑劣な犯罪を犯す人間の多くは、共感が欠如している。
この悲しむべき心理的断層は強姦犯、子どもに対する性犯罪者、家庭内で暴力犯罪を起こす者たちに共通して見られる。
彼らは共感を抱くことができない。
犠牲者の痛みを感じることができないから、自分に対して犯行を許す言い訳ができるのだ。


たとえば強姦犯は、「女は本心は姦って欲しいのさ」とか「抵抗するのは嫌がっているフリをしているだけだ」などという。

幼児に性的いたずらをする犯罪者は、「子供を傷つけてるわけじゃない、愛情表現しているだけだ」、「これだって愛情のひとつの形だ」という。

子供に暴力をふるう親は「厳しくしつけているだけだ」という。


これらの言葉は心理的に「問題あり」と診断されて
治療を受けることになった犯罪者たちが語ったものだ。
彼らは犯行時や犯行の準備をしているあいだ、
自分自身に向かってこのように言い訳していた。


犯行者が犠牲者に害を加えている時、
その残忍な行為を助長する情動サイクルの一環として、
ほとんど例外なしに共感の抹殺というプロセスが含まれている。


たとえば幼児に性的いたずらをする犯人に典型的に見られる情動の変化を追ってみよう。


犯罪にいたる情動サイクルは、犯人が怒り、抑うつ、寂しさなどの感情で
いらいらするところから始まる。

いらいらは、テレビで幸せそうなカップルを見たあとで
ひとりぼっちの我が身を振りかえって気分が落ち込む、といったことが引き金になる。

いらいらしてきた犯人は、子供との心暖まる友情など
お気に入りのいつもの空想を心に描いて自分自身を慰めようとする。

空想はしだいに性的になり、自慰行為で終わる。


自慰行為によって少しは悲しさが和らぐが、長続きはせず、
憂うつと淋しさは一層ひどくなって戻ってくる。


犯人は空想物語を現実に演じてみたいと思いはじめ、
自分自身にむかって「子供が肉体的に傷つかなければ別に悪くないんじゃないか」とか
「オレとセックスするのが本当にイヤなら子供のほうからやめるって言えばいいんだもんな」
などと弁解しはじめる。

この時点で、犯罪者は倒錯した空想のレンズを通して子供を見ている。

生身の子供がどう感じるだろう、といった共感はない。


このような相手の感情に対する無関心がその後に起こるひとつひとつのこと
-子供をひとりきりで連れ出す計画、犯行の念入りなリハーサル、そして計画の実行-
に共通する特徴だ。

すべてのことが、まるで被害者には感情がないかのような調子で進められていく。

犯罪者は自分の空想に出てくる従順な子供の姿を被害者の上に投影しているのだ。


被害者の感情-激しい嫌悪や恐怖-は意識にのぼらない。
そんなことになったら、犯行の楽しみは「だいなし」だ。

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ここまでの文章は、ダニエル・ゴーマン著『EQ~こころの知能指数』から引用した。

この本は、1996年に日本語に翻訳された本なのに、読んでいると日本の今の問題で
思い当たるところが多い。また読み直してみようと思う。


ちなみに、そのような人間への治療で欠かせないのはこれだ。
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幼児に対する性的いたずらのような罪を犯した人間を治療していくうえで
最近とくに注目されているのは、犯人の心の中で被害者に対する共感が
完全に欠如しているという点だ。

有望視されている治療プログラムの一例を紹介しよう。

まず、犯罪者は自分が犯したと同じような犯罪のいたましい内容を
被害者の視点からつづった文章を読む。
性的ないたずらが自分にとってどんなものだったかを
涙ながらに語る被害者のビデオを見る。
そのあと、自分のしたことを被害者の視点から、
被害者がどう感じたか想像しながら文章に書く。
そして心理療法グループの前でその文章を読み、
犯行に関する質問に被害者の視点で答える。
最後に犯行の状況を再現し、犯罪者が被害者の役を演じてみる。


この療法を考案したバーモント州立刑務所の心理学者ウィリアム・パイサーズは、
次のように話してくれた。
「被害者に共感できるようになるとものの見方が変わるので、
自分の空想のなかでも相手の苦痛を否定するのは難しくなります」。
それによって、倒錯した性衝動を抑止しようとする動機づけも強まるにちがいない。
刑務所で治療プログラムを受けた性犯罪者の出所後の再犯率は、
治療を受けなかった犯罪者の半分だった。
最初に共感にもとづく動機づけをしてやらないかぎり、
その後にどんな治療を試みてもうまくいかないだろう。

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# by swanote | 2004-12-31 03:01 | 反応

苦情受付サービス

電車に乗る機会が多い。

できれば快適な時間を過ごしたい。


でも、この時期になると限度を超えて飲んだくれた挙句に、車内で吐く人がいる。

この前、電車のドアが開いて1歩踏み出そうとしたら、
入口のすぐ傍しかも中央に嘔吐物が仕掛けてあって驚いた。

犯人は電車を下りる際に我慢できなくなって、
でもなんとか電車とホームの間に自分の嘔吐物を落とそうとしたけど、
予想外に量が多く、車内に引っかけてしまった模様。


以前、車内で吐いてしまった人に対して、
周りの人が次々にティッシュや新聞を渡してあげたという心温まる場面に居合せたことがある。
しかし、この場合は、うっかり足を出して踏んでしまう人はいても、
さすがに誰も手は出せない。


混雑してきたら、ひたすら自分が降りる駅まで我慢我慢。
きっとこの電車は、清掃になるまで嘔吐物を付けたまま走り回る。

こんな時、駅の係員が手際良く救ってくれないものかと祈る。

最近の車内ルールでは、携帯電話でメールやネットをするくらいはセーフだ。
それを利用して、駅の係員にSOSを出すことができないだろうか。


そして、係員には、その電車がいつどの駅に到着するかだけでなく、
SOSを発信した人の最寄ドアまで分かる。
ドアが開いた瞬間、待ち構えていた係員の人がささっと処分してくれる。

みんな苦痛な旅から救われてきっと大感謝だ。
まさに救世主登場だ。
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# by swanote | 2004-12-29 02:06 | 白痴用

携帯のストラップ

携帯電話について、以前沢山の夢を語ってみたが、
今度は携帯ストラップについて考える。

最近は、ストラップも携帯電話に負けず劣らず便利になっているけど、
折りたたみ傘はどうだろう。


携帯電話くらいの折りたたみ傘があれば良いと書いたこともあったが、
携帯電話のストラップぐらいの折りたたみ傘があればもっといい。

「台風にはかないませんが、案外丈夫ですよ」なんて宣伝文句で
ひょろひょろの傘を売ってみて欲しい。
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# by swanote | 2004-12-29 01:45 | 白痴用

子供にあげるプレゼント

クリスマスプレゼントは何を贈る?

小さい子どもと一緒に過ごすクリスマスは賑やかで楽しい。
自分が小さい頃も楽しかったことを思い出す。

親戚の子どもが3才になった。
アンパンマンとトーマスが好きだ。

プレゼント探しでは、アンパンマンかトーマスグッズに目が行ってしまう。

結局アンパンマンの置きあがりコボシをあげた。

気に入ってもらえて良かった。

でも、アンパンマンに向かって「アンパーンチ!」とパンチを繰り出す矛盾が気になった…。
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# by swanote | 2004-12-25 01:46 | 反応

大事なことを忘れる

考えをまとめたいときに、メモをする。
重要なことを忘れないために、メモをする。

何かしようとするとき、メモを見るのを忘れる。
そのまま突っ走って、大事なことを忘れていたことに気づいても後の祭りだ。

この先どうしよう。

なんてバカなんだと我ながら感心する。
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# by swanote | 2004-12-17 01:17 | 毒吐

ニュースの速報性と客観性

テレビや新聞、インターネットの普及で、多くの情報がすぐに手に入る。

ニュースからいち早く世の中の出来事を知ることができるのは、良いことだと思う。

しかし、正直なところニュースをどのように捉えればいいのか分からないことが多い。
マスコミが客観的な報道を心がけているので、結局自分で解釈しなくてはならない。

このようなマスコミ報道の基本姿勢は、意図的に誤った解釈を伝えたり、
戦争とか危ない方向に扇動したりするよりは良いと思うし、
様々な立場の人がニュースを見ていることを考えてのことだと思う。

しかし、最近のように衝撃的なニュースが多すぎると、解釈するのに疲れて
その受け取り方に無関心になり、心が麻痺してくる。
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# by swanote | 2004-12-17 00:07 | 独白

眉間のシワ

眉を寄せると眉間にシワができる。
このシワが同じところにできるようになると、なかなか消えない。

普段からこのシワが出ている人は、何か辛い悩みを抱えて、
独りで苦しんでいるのだろう。


眉間のシワは、両方の眉を上に持ち上げるような表情をすると消える。
これは驚いた表情に似ている。

驚いている時は、目を大きく見開くことで、より多くの情報を得ようとするために
このような表情になるという。


眉間にシワが寄る表情の時は、目もやや細くなる。
つまり、独りで苦しみ悩んでいる時は、視野が狭くなっているといえる。
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# by swanote | 2004-12-16 02:17 | 独白

肩こり

寒くなると、余計に肩に力が入る。肩がこる。
肩をほぐすには、どんなことをすれば良いのだろう。

ストレッチをやってみる。ちょっと気持が良い。

でもまたすぐ肩がこる。。
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# by swanote | 2004-12-14 16:21 | 独白

大掃除

最近やっと衣替えをして、ついでに部屋の大掃除もした。
今日からやっとヒーターを使うようになった。

掃除が終わると清々しい気分になる。達成感がある。

でも、本業のノルマは達成していない。

ということは、現実逃避だな、これは。
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# by swanote | 2004-12-13 22:29 | 独白

函館山

おすすめ夜景スポットは?

昔の話なので写真は見つからなかったが、函館山からの夜景がとてもキレイだった。

山にはロープウェイかバスで登るのだが、
バスの場合は山と反対側の窓が見えるところにいると、
山登りの最中も夜景が楽しめる。

車内で山側に立ってしまうと、反対側から聞こえる歓声が辛い。
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# by swanote | 2004-12-13 22:21 | 反応

10大ニュース

あなたの流行語、今年の十大ニュースは?

(順不同)

1.野球選手会と愚鈍な野球経営者の戦い
2.サッカーアジアカップ日本優勝
3.民主党力及ばず
4.年金改悪と社会保険庁の放蕩ぶり
5.ファルージャ市民虐殺
6.アメリカとウクライナの不正選挙疑惑
7.三菱自動車リコールが止まらない
8.幼児虐待・尊属殺人事件が止まらない
9.無職独身男性の犯罪が止まらない
10.大先生達の賄賂疑惑が止まらない


個人的に印象に残った10項目は、

1.卓球愛ちゃん掛け声の謎
2.井上康生恋人と同棲発覚
3.コエンザイムQ10
4.ガッツ伝説
5.残念!
6.ヨン様
7.NHK紅白だめかも
8.イラクまだいる気?
9.マツケンサンバⅡ
10.異常気象と大地震

来年は、楽しいニュースばかりで10大ニュースを挙げてみたいな。。
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# by swanote | 2004-12-09 23:52 | 反応