自己卑下と感謝

よく「自分なんか…」などと、自分を卑下する発言をすると、

「そんなことじゃだめだ、もっと自分に自信を持て」
「自分で自分を好きにならなければ、人が自分を好きになってくれることはない」
「そのままの自分でも充分魅力的だと思え」
「自分を受け入れることが大事」

というアドバイスをする人が多い。

でも、「自分なんかダメだ」と思っている時に、そうアドバイスされて
「そうか!よ~し、自分最高!」と、気持を切り替えることができるだろうか。
できたとしたら、それは大変脆い自信だと思う。


そもそも、
自分に自信がない時に、「まず自分に自信を持とう」とすることで、
本当に無理なくやっていけるのだろうか。



自分が自己嫌悪から浮上した時のことを考えてみる。

自分の場合は、いつも「感謝する」ことができた時に、向上心が芽生えて気持が浮上した。


例えば、試合で負けた時、
「負けたのは、自分が弱いからだ」
→「自分ってダメだ」
という思考回路ができあがる。

自分に自信がないところに「お前はダメだ」という事実を突きつけられると、
かなりどっぷり落ち込む。

しかし、しばらくして、
「相手が勝ったのは自分より勝っていたからというより、自分に課題があったからだ。」
→「相手は自分にその課題を気づかせてくれた。」
 →「むしろ感謝しなければ。」
という思考回路に修正できれば、やる気と向上心が芽生える。

このように修正された思考回路は、再利用することができる。
次に負けても、すぐに自分の課題について考えるようになるので、
自己嫌悪に陥るのを防ぐことができる。


これは、辛いことがあった時も応用できる。

例えば、「魂が磨かれた」という言葉があるが、

何か辛いことがあって「自分は傷ついた」と思っても、
それを糧にして人生を前向きに切り開くことができれば、
「魂が磨かれた」ということになる。

そのきっかけを作ってくれた(糧を与えてくれた)出来事・人には、
むしろ感謝することができる。

すると、不思議なことに
これまで恨んだり悔やんだりしていた気持がすっと消える。


つまり、「感謝」できることが、
沈んだ気持を浮上させるきっかけとなり、
そこから生まれた向上心や前向きな生き方が
より良い実績を作って、
その上でやっと自分に自信が持てるようになるのだと思う。

だから、自分に自信がない時は、
小さくてもいいから「感謝」してみることが、前に1歩踏み出すきっかけになると思う。
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by swanote | 2004-10-30 22:19 | 独白
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