自分が死んで悲しむ人がいるなら、絶対に生きていなくちゃならない。
そう思って、人生に枷をつけた。 無意味に思えても生きる意義を考えた。 世の中に自分の存在価値が認められなくても、 生きている間は誰かの役に立つ人になりたいと思った。 辛いことがあっても、自己嫌悪で死にたい衝動に駆られても、 日本人の平均寿命から枷になった人の年齢を引いてみたりして、 あと○年は生きてなくちゃと必死に思い留まった。 しかし、実は、寧ろいなくなってくれたほうが良い と思われているのでは? そう思ったら、身動きが取れなくなった。 やっぱり生まれてくるんじゃなかったと思った。 自分なんかよりもっと優秀な遺伝子が育てば良かった。 心無い言葉に傷ついて、その苦しさを吐き出すと、それが誰かを傷つける。 途端に言うんじゃなかったと後悔する。 人に害悪を与えるくらいなら、不満も不安も、全部自分の中に溜め込んだほうがましだ。 何事も大したことなんかじゃないと笑って、溜めこんで、 腐り果てて、自分ごと人知れず朽ちてしまえばいい。 もう言わない。言ったほうが辛い。
by swanote
| 2004-10-02 04:42
| 独白
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