よく食べよく寝るのは、成長の基本だと思う。
充分な栄養と充分な睡眠によって、おもいっきり遊べるので体力がつく。 ↓ 体力がつけば、ここ一番での頑張りがきくし、多少の辛さがあってもストレスに感じない。 ↓ そうして気力が養われていき、精神的にも安定した状態で努力を継続する習慣が身につく。 ↓ そして、努力の成果が達成感に繋がり、自己効力感を得て更に積極的な姿勢を身につける。 この流れが、いわゆる健康優良児を生み出す。 反対に、あまり食べず寝る時間も遅いと、不利だ。 栄養が不足しているので、いつもイライラして癇癪を起こす 寝る時間が遅いので、頭がぼ~っとしている ↓ 親に自分の気持ちを伝えることも、親の言うことを理解することにも困難を感じて、 次第に親子のコミュニケーションに不満を感じる ↓ 体力があまりないので、頑張ろうと思ってもすぐに疲れる ↓ 頑張る辛さに耐えられなかったり、頑張れなかったことを周りから責められたりして 挫折感を感じる ↓ 大きなストレスを感じることも、できないことへの言い訳だと自分で思うようになる ↓ 徐々に自信を失い、何をやっても自分はダメだと考えるようになる ↓ 物事への取り組み方が受身となり、無感動・無関心な姿勢を身につける こうして不健康な現代の都会っ子が出来上がる。 子供は、基本を軽視してその重要性に気がつかない。 親は子育ての中で妥協せずにこの基本を実行できたかについて全く反省しないで、 ひたすら自分の子供の頑張り具合に腹を立てたり悲しんだりする。 子供の成果を、全て子ども自身の潜在能力に結びつけようとする。 成長期の基本は、重要であるばかりでなく、 その時期遭遇する問題を解決する有効な方法でもある。 子供に「よく食べよく寝よく遊び」の原則がいかに大切か伝える必要もあるだろうが、 まずは、親がそれを理解して子育ての中で妥協してはいけないと思う。 どんなに高水準の教育環境を提供できても、子ども自身が頑張れなかったら無意味だ。
by swanote
| 2005-02-15 12:01
| 独白
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